食事療法で癌を小さくする方法とは?
食事療法で癌を小さくする方法を聞いたことがあるでしょうか。
ある本では癌の予防にスープとジュースが良く、これを100日間続けると癌が縮小すると書いてあります。
なぜ100日間続けると癌は縮小するのでしょうか。細胞が入れ替わるのには100日かかるといわれており、髪の毛や爪が伸びる際には細胞分裂という新たな細胞の増殖が起こっています。爪の先や髪の毛を切るように、体内で細胞が循環しており、古い細胞は新しい細胞に取って代わられるサイクルが起こっています。そのサイクルの期間は約100日といわれています。
食べ物についても同様に、細胞が取り込んだ栄養が100日ほどで全身にいきわたるということです。
済陽式食事療法とはどんな印象?
済陽式食事療法とは、癌の三大療法である「手術」「放射線」「抗がん剤」に加え、併用することでこれら三大療法の効果を増すといわれている食事療法のことです。
癌に勝つかどうかはさておき、この食事療法の中身については評価に値します。野菜を中心とし、ジュースに加工することで野菜の皮なども取り込める食事法です。皮をむいて中心部のみを食べる調理法よりも、皮まで含めた調理法を行うことですべての栄養素を摂取することができます。
例えばブロッコリーなどにも当てはまりますが、ブロッコリーをゆでるとゆで汁に栄養素が溶け出してしまいます。この溶け出した栄養素もスープとして摂取することでブロッコリーの栄養素をすべて摂取することができます。
この食事療法が癌に勝てるかどうかについては、詳細なデータを確認しているわけではないため評価ができませんが、野菜の栄養素をすべて吸収するという食事法自体は評価できます。
癌を予防するオススメの方法は?
まずは定期的に健康診断を受けることや、普段の食事に気を遣うことです。また、適度な運動が最もおすすめです。
食べ物については、1番重要なことはバランスよく食事をとることです。何かに偏った食事などではなく、肉や魚、野菜をバランスよく摂取することです。食事のバランスが悪いと身体のバランスも悪くなってしまいます。肉しか食べないダイエットなどや、炭水化物を全く食べないダイエットはあまりオススメできません。
健康診断では、自分の状態を知るという点が重要です。癌が発覚する患者様の中には、他の症状で来院されて検査をした結果初めて癌であることが発覚するというケースがあります。あらかじめ自分の状態を知っておくという意味で健康診断を定期的に受けることは重要です。
日頃の生活習慣は癌に大きく影響するともいわれており、運動も含めて普段の生活が重要です。癌に限らず、生活習慣は心臓や脳梗塞などの要因にもなるため、食事・運動に気を遣うことは大切です。散歩でもよいので、毎日運動することがオススメです。
また、睡眠不足やストレスなどもすべてつながっており、日常の生活習慣すべてを健康にしておくことが癌の予防に効果的です。
遺伝で癌になることはある?
遺伝で癌になる方はいます。
癌になってしまう遺伝子があり、それを持っている方は癌になる可能性があります。ただ、遺伝よりも要因として大きいのは環境です。
一緒に過ごす家族は食事や運動習慣が同じになりやすく、例えば両親が太っていると子供も太ってしまうケースがよくあります。食事や運動の習慣が同じであるため、同じ環境で過ごす人は同じ病気になってしまいやすいということです。
これを「家系」と表現することもできますが、本質的には遺伝子というよりは同じ環境で過ごしているということが要点です。若いから大丈夫、ということでもなく、当院では年に1人ほどの頻度で20代前半で癌になってしまう方もいらっしゃいます。一般的には高齢の方のほうが多いですが、当院はWEBで予約が可能であったり、WEBで問診が可能、待ち時間も短いため働いている方も多く来院されます。
一般的なクリニックよりも若い方の来院が多いため、若い方の中でも癌が発見されるケースが比較的多くあります。
癌に効くオススメの食べ物や飲み物は?
癌に効く食材、ということよりは多くの栄養素をバランスよく、効率よく摂取できる調理法であることがポイントです。
塩分や調味料の代わりにダシを中心に味付けを行うこともポイントです。
健康に良い食品の組み合わせは?
①トマトとオリーブオイル
トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があり、油と組み合わせることで吸収をより良くすることが可能です。オリーブオイル自体も身体によいとされているため、相乗効果が期待できます。
②アジやイワシの干物とカボス
カボスは臭み消しの目的もありますが、カボスに含まれるクエン酸が、魚に含まれるカルシウムの吸収を促進するといわれています。
③味噌と海藻類
海藻に含まれるアルギン酸は、身体の中の余分な塩分を外に出してくれる働きがあります。また味噌には良質タンパク質が含まれているため、組み合わせとしておすすめです。
④納豆とキムチ
納豆菌は乳酸菌の餌となり、腸内のバランスを良くしてくれるといわれています。
このほかにも様々な組み合わせがありますので、新たな組み合わせを探す楽しみもあります。