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2025.06.12

大腸カメラは必要?受けるべき人の特徴とタイミングを徹底解説!

「大腸カメラって必要なの?」「まだ若いし、自分には関係ないと思ってた…」

そんな風に感じている方、意外と多いのではないでしょうか?

実は、大腸の病気は初期段階では症状が出にくいため、気づかないうちに進行しているケースも珍しくありません。

大腸がんは特に“沈黙の病”とも言われ、定期的な検査による早期発見がとても重要です。

今回は、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を

  • ・どんな人が受けるべきか

  • ・何歳から検討すべきか

  • ・受けるメリットは?

というポイントに絞って、わかりやすくご紹介します!


大腸カメラとは?どんな検査なの?

大腸カメラ(正式には「大腸内視鏡検査」)は、カメラ付きの細い管を肛門から挿入して、大腸の内側を直接観察する検査です。

この検査で分かる主な疾患
  • ・大腸がん

  • ・大腸ポリープ(がんの前段階)

  • ・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)

大腸カメラのメリット
  • ・がんやポリープを早期発見できる

  • ・その場でポリープ切除や組織採取が可能

  • ・CTやレントゲンでは見つからない異常も確認できる

「怖そう」「痛そう」と感じるかもしれませんが、鎮静剤を使えばウトウトしている間に検査が終わることも多く、実際には「思ったよりラクだった!」という声も増えています。


大腸カメラを受けた方がいい人の特徴

以下のいずれかに当てはまる方は、検査を積極的に検討しましょう!

① 気になる症状がある方
  • ・血便が出たことがある

  • ・便の形が細くなった

  • ・慢性的な便秘や下痢が続く

  • ・お腹の張りや痛みが長引いている

これらの症状は、腸に何らかの異常があるサインかもしれません。早めの検査が安心です。

② 家族や本人に病歴がある方
  • ・家族に大腸がんやポリープの既往がある

  • ・過去に大腸ポリープを切除した経験がある

こうした背景がある方は、再発や遺伝リスクが高いため定期検査が必須です。

③ 食生活や生活習慣が偏っている方
  • ・野菜不足で肉中心の食生活

  • ・運動不足・肥満気味

  • ・喫煙や過度な飲酒をしている

これらの生活習慣は、大腸がんのリスクを高める要因になります。

④ 40歳以上の方は一度検査を!
  • ・40歳を超えたら、まず一度検査を検討

  • ・50歳以上の方は定期検査が推奨されます

特に50代から大腸がんのリスクが急増するため、定期的なチェックで安心を手に入れましょう。


検査を受けるタイミングはいつがベスト?

症状がある方やリスク要因に当てはまる方は、できるだけ早めに受診を。

自覚症状がない場合でも、年齢や過去の検査歴に応じて以下のペースが理想です。

定期検査の目安
  • ・40歳以上:3~5年に1回

  • ・50歳以上:1~2年に1回

  • ・ポリープの既往がある方:1~3年ごとに再検査

自分の健康状態に合わせて、適切なタイミングでの検査を習慣にしましょう。


病院選びのポイント

検査を受けるなら、以下の点をチェックして信頼できる医療機関を選びましょう。

鎮静剤を使用してリラックスできるか

✓ 医師や施設の評判・口コミを確認

✓ 検査後のフォローがしっかりしているか

初めての方ほど「安心感」が大切です。気になる病院があれば、気軽に電話やWebで問い合わせてみましょう。


まとめ

「未来の自分のために、一歩踏み出そう!」

大腸がんは、早期に見つかれば十分に治療可能な病気です。

症状がなくても、40歳を過ぎたら一度は大腸カメラを検討してみてください。

不安がある方は、医師や専門スタッフに相談するところから始めてOKです。

「検査しておけばよかった…」と後悔しないために、今の自分の体と向き合うことが何よりの健康管理になります。

✓ 大腸カメラは「こわい検査」ではなく、「未来の安心のための手段」です。

✓ あなた自身と、あなたの大切な人の健康を守るために、検査という一歩を踏み出してみませんか?

監修医師   大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。 青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、 日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2020年10月大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック開院、2024年12月東京新宿RENA CLINIC開院。