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2025.06.14

ALTA療法ってどんな治療?

痔核(いわゆる「いぼ痔」)でお悩みの方、もしかすると「ALTA療法(アルタ療法)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

「ALTA療法ってどんな治療なの?」

「手術は怖いけど、何か他の方法ってあるのかな…」

そんな不安や疑問をお持ちの方のために、今回は話題のALTA療法について、わかりやすく、丁寧に解説していきます!✨


ALTA療法とは?

~注射💉だけで痔核を小さくする、画期的な治療法~ジオン注射

ALTA療法とは、内痔核(肛門の内側にできる痔)に対する注射治療のひとつです。

正式には「四段階注射療法」と呼ばれ、痔核の血流を遮断し、組織を縮小・硬化させる薬剤を、直接痔核に注入して治療します💉

この治療法の最大の特徴は、メスを使わずに痔核を改善できること!

出血が少なく、切らないため傷口も小さく、体への負担がとても少ないのが魅力です🌟


ALTA療法の主なメリット

ALTA療法は、忙しい現代人にもぴったりな、うれしいメリットがたくさんあります。

痛みが少ない

手術と聞くと「痛いのでは…?」と心配になる方も多いですが、ALTA療法は注射による治療のため、痛みがかなり軽減されます。

麻酔を使用して行われるので、注射時の痛みも軽く、治療後も比較的快適に過ごせる方が多いですよ😊

 入院の必要がない

ALTA療法は日帰りで受けられる治療です。

入院の必要がないので、忙しくて時間が取れない方や、仕事を長期間休めない方にも大変おすすめです。

回復が早い

従来の手術に比べてダウンタイムが短く、早く日常生活に戻れるのが特徴です。

治療後も軽い注意点を守れば、普段通りの生活が送れることがほとんどです。

高い成功率と低い再発率

ALTA療法は治療効果が高く、再発のリスクが低いと言われています。

一度の治療で症状が大きく改善するケースも多く、医師からも高い評価を受けている治療法です。


治療の流れをチェック

ALTA療法は、以下のようなステップで進められます。

① 事前診察

まずは専門の肛門科医による診察を受け、痔核の状態や大きさを確認します。

ALTA療法が適応となるかを判断し、あなたに合った治療方針が決定されます🩺

② 注射治療(施術)

肛門に専用の薬剤を注射します。

治療は短時間で終わることがほとんどで、施術中の痛みも軽微です

施術時間はおおよそ10~15分程度と短く、日帰りで受けられます💉

③ 経過観察

治療後は軽い違和感や腫れを感じることがありますが、通常は数日で改善します。

数週間にわたって経過を観察しながら、必要に応じてフォローアップが行われます。


注意点

\ ALTA療法を受ける前に知っておこう! /

 

ALTA療法は優れた治療法ですが、すべての人に適しているわけではありません。

治療前には以下の点をチェックしておきましょう。

適応外となるケースも

・外痔核や重度の痔核、血栓性の痔核など

・高齢や持病があるなど、体調によってはALTA療法が推奨されない場合があります。

必ず医師の判断を仰ぎましょう。

治療後のケアも大切

・便秘やいきみを避けるなど、肛門に優しい生活習慣を意識する

・再発を防ぐためにも、医師の指示に従ってアフターケアを行うことが重要です💪


ALTA療法はこんな方におすすめです

  • ・軽度〜中度の内痔核と診断された方

  • ・手術に抵抗がある、痛みが苦手な方

  • ・忙しくて入院が難しい方

  • ・できるだけ早く回復したい方

  • ・再発リスクを抑えてしっかり治したい方

当てはまる方は、ALTA療法を検討してみる価値ありですよ✨


最後に・・・

自分に合った治療を選ぼう!

痔核の治療には、ALTA療法のほかにもさまざまな選択肢があります。

状態によっては、手術が必要なケースもありますし、生活習慣の見直しだけで改善することも。

大切なのは、「自分の体に合った治療法を知ること」。

そのためにも、まずは信頼できる肛門科専門医に相談し、正確な診断と適切な治療を受けましょう!

ALTA療法は、痔に悩む多くの方にとって新たな希望となる治療法です。

我慢せず、ぜひ一歩踏み出して、**より快適な生活を手に入れてくださいね!**😊

監修医師 大柄 貴寛

国立弘前大学医学部 卒業。青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2020年10月大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック開院、2024年12月東京新宿胃腸肛門内視鏡・鼠径ヘルニア日帰り手術RENA CLINIC開院。