痔核(いわゆる「いぼ痔」)でお悩みの方、もしかすると「ALTA療法(アルタ療法)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「ALTA療法ってどんな治療なの?」
「手術は怖いけど、何か他の方法ってあるのかな…」
そんな不安や疑問をお持ちの方のために、今回は話題のALTA療法について、わかりやすく、丁寧に解説していきます!✨
ALTA療法とは?
~注射💉だけで痔核を小さくする、画期的な治療法~
ALTA療法とは、内痔核(肛門の内側にできる痔)に対する注射治療のひとつです。
正式には「四段階注射療法」と呼ばれ、痔核の血流を遮断し、組織を縮小・硬化させる薬剤を、直接痔核に注入して治療します💉
この治療法の最大の特徴は、メスを使わずに痔核を改善できること!
出血が少なく、切らないため傷口も小さく、体への負担がとても少ないのが魅力です🌟
ALTA療法の主なメリット
ALTA療法は、忙しい現代人にもぴったりな、うれしいメリットがたくさんあります。
痛みが少ない
手術と聞くと「痛いのでは…?」と心配になる方も多いですが、ALTA療法は注射による治療のため、痛みがかなり軽減されます。
麻酔を使用して行われるので、注射時の痛みも軽く、治療後も比較的快適に過ごせる方が多いですよ😊
入院の必要がない
ALTA療法は日帰りで受けられる治療です。
入院の必要がないので、忙しくて時間が取れない方や、仕事を長期間休めない方にも大変おすすめです。
回復が早い
従来の手術に比べてダウンタイムが短く、早く日常生活に戻れるのが特徴です。
治療後も軽い注意点を守れば、普段通りの生活が送れることがほとんどです。
高い成功率と低い再発率
ALTA療法は治療効果が高く、再発のリスクが低いと言われています。
一度の治療で症状が大きく改善するケースも多く、医師からも高い評価を受けている治療法です。
治療の流れをチェック
ALTA療法は、以下のようなステップで進められます。
① 事前診察
まずは専門の肛門科医による診察を受け、痔核の状態や大きさを確認します。
ALTA療法が適応となるかを判断し、あなたに合った治療方針が決定されます🩺
② 注射治療(施術)
肛門に専用の薬剤を注射します。
治療は短時間で終わることがほとんどで、施術中の痛みも軽微です。
施術時間はおおよそ10~15分程度と短く、日帰りで受けられます💉
③ 経過観察
治療後は軽い違和感や腫れを感じることがありますが、通常は数日で改善します。
数週間にわたって経過を観察しながら、必要に応じてフォローアップが行われます。
注意点
\ ALTA療法を受ける前に知っておこう! /
ALTA療法は優れた治療法ですが、すべての人に適しているわけではありません。
治療前には以下の点をチェックしておきましょう。
⚠ 適応外となるケースも
・外痔核や重度の痔核、血栓性の痔核など
・高齢や持病があるなど、体調によってはALTA療法が推奨されない場合があります。
→ 必ず医師の判断を仰ぎましょう。
⚠ 治療後のケアも大切
・便秘やいきみを避けるなど、肛門に優しい生活習慣を意識する
・再発を防ぐためにも、医師の指示に従ってアフターケアを行うことが重要です💪
ALTA療法はこんな方におすすめです
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・軽度〜中度の内痔核と診断された方
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・手術に抵抗がある、痛みが苦手な方
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・忙しくて入院が難しい方
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・できるだけ早く回復したい方
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・再発リスクを抑えてしっかり治したい方
当てはまる方は、ALTA療法を検討してみる価値ありですよ✨
最後に・・・
自分に合った治療を選ぼう!
痔核の治療には、ALTA療法のほかにもさまざまな選択肢があります。
状態によっては、手術が必要なケースもありますし、生活習慣の見直しだけで改善することも。
大切なのは、「自分の体に合った治療法を知ること」。
そのためにも、まずは信頼できる肛門科専門医に相談し、正確な診断と適切な治療を受けましょう!
ALTA療法は、痔に悩む多くの方にとって新たな希望となる治療法です。
我慢せず、ぜひ一歩踏み出して、**より快適な生活を手に入れてくださいね!**😊
監修医師 大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2020年10月大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック開院、2024年12月東京新宿胃腸肛門内視鏡・鼠径ヘルニア日帰り手術RENA CLINIC開院。