「最近、お尻が痛いな…」「トイレの後に違和感がある…」そんな症状に悩んでいませんか?
もしかすると、それはいぼ痔のサインかもしれません💦
いぼ痔(痔核)は、誰にでも起こりうる身近な体のトラブルの一つ。
でも、**どうしていぼ痔になってしまうのか?**その原因について、ちゃんと知っている人は意外と少ないかもしれません。
そこで今回は、「いぼ痔の主な原因と、その予防法」について、わかりやすく解説していきます。
自分の生活習慣と照らし合わせながら、ぜひチェックしてみてくださいね😊
原因①:便秘・下痢など腸のトラブル🚽
いぼ痔の原因として最もよく知られているのが、「便秘」や「下痢」といった腸の不調です。
便秘の場合…
便が硬くなってしまうと、排便のときに強く力む必要がありますよね。
この「いきみ」が、肛門周辺の血管に大きな負担をかけてしまうんです。
結果として、血管が腫れていぼ痔になるケースが多く見られます。
下痢の場合…
「下痢=便が出やすいから大丈夫」と思っている方も要注意⚠️
何度もトイレに行くことで、肛門が頻繁に刺激を受けたり、粘膜が荒れてしまい、炎症を引き起こす可能性があります。
便秘も下痢も、どちらもいぼ痔の大敵!
腸内環境を整えることが、まず第一歩です🍀
原因②:長時間の座りっぱなし🪑
デスクワークや長距離の運転、スマホやゲームでの長時間の座り姿勢…。
現代人は、とにかく「座る時間」が長くなりがちです。
長時間座っていると、お尻周りの血流が悪化し、肛門に圧力がかかってしまいます。
これが積み重なることで、いぼ痔の発症リスクがぐっと高まるんです。
とくに、柔らかいクッションなどに長時間座っていると、血流が滞りやすくなるので要注意!
1時間に1回は立ち上がって、軽く体を動かす習慣をつけるのがオススメです🧍♂️💨
原因③:偏った食生活🍔🥤
食べ物も、いぼ痔に大きく影響を与えるポイントです!
● 食物繊維が足りないと、便秘になりやすくなります。
● 脂っこい食べ物やインスタント食品、ジャンクフードを頻繁に食べると、腸内環境が乱れてしまいます。
さらに、アルコールやカフェインの摂りすぎも要注意☕🍺
これらは肛門周りの血管を拡張させてしまい、炎症や腫れを引き起こすことがあるんです。
バランスの良い食事を意識して、腸にやさしい生活を心がけましょう!
原因④:妊娠・出産👶
女性にとって、妊娠・出産の時期は体が大きく変化するタイミング。
その影響で、いぼ痔になりやすくなる時期でもあるんです。
妊娠中は、お腹の重さで肛門にかかる圧力が増加。
さらに、出産時のいきみが強く、肛門に強い負担がかかることで、痔を引き起こしてしまう方も少なくありません。
産後の体調が回復するまでの間も、痔の悪化を防ぐために無理をしない生活が大切です💐
原因⑤:遺伝的な体質🧬
「うちの家系、痔になりやすいかも…」そんな方もいるかもしれません。
実はいぼ痔には遺伝的な傾向もあると考えられています。
親や祖父母が痔になりやすい体質の場合、自分も同じようなリスクを抱えている可能性があるんです。
ただし、遺伝だからといって必ず痔になるわけではありません!
生活習慣を見直すことで、しっかり予防することは十分可能ですよ✨
いぼ痔を防ぐために、今日からできる予防法👨⚕️
いぼ痔は、「生活習慣の見直し」でかなり防ぐことができます!
以下のようなポイントを、日常の中で意識してみてください👇
・ 食物繊維をしっかり摂る(野菜・果物・海藻類など)
・ 水分をこまめにとる(便をやわらかく保つ)
・ 長時間座りっぱなしを避け、適度に体を動かす
・ トイレで無理にいきまない・長居しない
・ アルコールやカフェインを控えめにする
・ お風呂でお尻を温めて血流を促進する🛀
まとめ
\ 痔は「生活習慣病」の一種!早めのケアが大切です💡 /
いぼ痔は、放っておくと悪化してしまうこともある症状ですが、正しい知識と日々のちょっとした心がけで予防・改善ができるものでもあります。
もし「これ、自分かも…」と思う症状がある場合は、恥ずかしがらずに早めに専門医に相談するのがベストです📞
体の不調は、心のストレスにもつながりやすいもの。
だからこそ、自分の体をいたわって、今日からできることを少しずつ始めていきましょう😊
監修医師 大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2020年10月大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック開院、2024年12月東京新宿胃腸肛門内視鏡・鼠径ヘルニア日帰り手術RENA CLINIC開院。