「大腸ポリープって聞いたことあるけど、実際どういうもの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いかもしれません。実は、大腸ポリープは40歳を過ぎた頃から多くの人に見られる、比較的一般的な病変です。でも、「放っておいて大丈夫」なものばかりではないのが実情。
今回は、大腸ポリープの基本的な知識や、検査・治療の流れ、そして予防のポイントまで、わかりやすくまとめました✨
🌟大腸ポリープってどんなもの?
大腸ポリープとは、大腸の内側(粘膜)にできる小さなイボのような隆起のこと。
大きさや形はさまざまで、多くは良性(がん化しない)ですが、中にはがんの前段階といわれる「腺腫性ポリープ」や、すでに初期のがんを含んでいるものもあります。
つまり、ポリープは小さいうちに見つけて、必要に応じて除去することがとても大切なんです!
🔍どうやって発見するの?
大腸ポリープの発見には、「大腸内視鏡検査(カメラ)」が最も確実です。
カメラを使って大腸の中を直接観察するため、小さなポリープまで見逃さずに発見することができます。
最近では、鎮静剤を使った痛みの少ない内視鏡検査も広まり、以前よりも気軽に受けられるようになっていますよ😊
❓どんな症状が出るの?
大腸ポリープの多くは、自覚症状がほとんどありません。
でも、次のようなサインがある場合は要注意です⚠
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・便に血が混じる(血便)
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・お腹の張りや違和感
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・慢性的な便秘や下痢
これらの症状に気づいたら、なるべく早く病院で診てもらいましょう!
💉見つかったらどうするの?治療法は?
大腸ポリープが見つかった場合、多くはその場で内視鏡による切除が行われます。
専用の器具を使ってポリープを取り除き、必要であれば組織を検査に回します。
この処置は、入院の必要がないことも多く、日帰りで完了するケースもあります。
ただし、ポリープの大きさや形状、がん化の可能性などによっては、追加検査や手術が必要になる場合もあります。
🍎予防法はあるの?
残念ながら、大腸ポリープ自体を完全に予防する方法はまだ確立されていません。
ですが、次のような生活習慣は、大腸ポリープや大腸がんのリスクを下げると言われています!
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・食物繊維の多い野菜・果物をたっぷり食べる
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・肉類や脂っこい食事を控える
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・アルコールや喫煙を控える
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・適度な運動を続ける
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・ストレスを溜めない生活を心がける
そして何より大切なのは、「定期的に検査を受けること」。
特に40歳を過ぎたら、一度は内視鏡検査を受けておくと安心です😊
まとめ
\ 早期発見で不安を減らそう! /
大腸ポリープは珍しいものではありませんが、放置すると大腸がんのリスクにつながることもあるため、早めに発見して治療することがとても重要です。
気になる症状がある方や、過去に便潜血検査で陽性が出たことがある方は、ぜひ一度専門医に相談してみてくださいね!
あなたの健康を守るために、今日からできることから始めましょう🍀
監修医師 大柄 貴寛
国立弘前大学医学部 卒業。青森県立中央病院がん診療センター、国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科など、日本屈指の高度な専門施設、クリニックで消化器内視鏡・外科手術治療を習得後、2020年10月大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック開院、2024年12月東京新宿胃腸肛門内視鏡・鼠径ヘルニア日帰り手術RENA CLINIC開院。